こんにちは。
トレーナーの渡邉です。
今回はブリッジで行っている「走るための」トレーニングを紹介していきたいと思います。
BRIDGEには、野球、バスケ、サッカー、テニスなどやっている学生が多く来てくれています。
スポーツにおいて「走る」ということは、競技を有利に進め、活躍するために必要不可欠な要素になってきます。
しかし、競技に打ち込んでいる人の中には、
- 速く走りたいが何をしたらいいのかわからない
- ちょこちょこ走っていると言われる
- スタート後、上半身が上がってしまう
- 失速しやすい
という悩みを感じたことがあるのではないでしょうか?
また、親御さんがお子様のプレーを見てそのように感じたことはないでしょうか?
これは、筋肉が強い・弱いという問題ではなく、人間の身体に構築された無意識レベルの持ち味を出すことができるかという問題で、身体の使い方には神経系の影響が大きく関わってきます。
動きを見て、的確に弱くなっているところに的確なトレーニングをして動作を改善していくということは専門知識がないとかなり難しいことになります。
上記の悩みがあり、早く解決していきたいという方へ向けて、トレーニングを紹介していきます。
今回のトレーニングは、「ハムストリングス」という太ももの裏の筋肉になりますが、使えていない人がほとんどです。
小学生の方は、神経系の発達が盛んな年代になりますので、早急に学習していくことをお勧めします。
ぜひ、トレーニングをやってみて自信やお子様の走りの改善に繋げていただけると嬉しいです。
推進力を得るための体の使い方
速く走るためには、
ストライド(1歩の大きさ)✖️ ピッチ(足の回転)
の掛け算を大きくする必要があります。
地面を押すということは、ストライド(一歩の大きさ)を大きくすることに繋がります。
一般的に速く走るためには。「地面を押す」という力を鍛えると良いと言われています。
地面を押すことで、地面から力をもらい、推進力をつけていくということは理論的に説明ができます。
背筋タイプの人でしたらこの感覚は身につきやすいと思います。
地面を押している時の体幹の傾斜角度は45度を目指すといよいです。
45度は思っている以上に傾けないといけないので挑戦してみてください。
押すだけでは速く走れない
速く走るためにはストライド(一歩の大きさ)を大きくするだけでは速く走れません。
どれだけ一歩が大きくても地面に足がついている時間が長ければ走るスピードは遅くなってしまいます。
足を引き上げ、前方へ運ぶという動きが遅れると早く走ることができなくなってきてしまいます。
ピッチが上がらない人は、自転車を漕ぐように足を回転させるとうまくいきやすいです。
陸上などでは「前さばき」や専門的には「フロントサイドメカニクス」という使い方があります。
体の前方へ足を振り出し、足を引き付けるように地面に力を伝え、身体の重心を加速させることができます。
特に、腹筋が使いやすい「腹筋タイプ」の方にとっては、「押す」というよりも「引く」という感覚の方が入りやすいです。
腹筋タイプの方は、地面を押しすぎると肉離れなど怪我のリスクも上がってしまいますので、この「引く」という感覚で練習していくと走りが上手くなってきます。
動画を見るとよりわかりやすくイメージできると思いますのでぜひ見てください。
足の回転を良くするトレーニング
ハムストリングス(腿の裏の筋肉)をよく使う使い方になるので、合わせて下半身のトレーニングも行うと良いと思います。
ハムストリングスのトレーニング
まとめ
このように、「速く走れない」には原因があり、
理論的な考えに加えて
「自分の身体のタイプに合わせた動き」ができているかということが大切になってきます。
これは、筋肉が強い・弱いという問題ではなく、人間の身体に構築された無意識レベルの持ち味を出すことができるかという問題で、身体の使い方には神経系の影響が大きく関わってきます。
小学生の方は、神経系の発達が盛んな年代になりますので、早急に学習していくことをお勧めします。
中学生の方でも練習すると使えるようになってきます。コツコツと継続していき、神経系の発達を促していくことで改善が見られてきます。
ぜひ、上記のトレーニングに挑戦していただき、記事を読んでいただいた方の走りが少しでも変わることができれば嬉しいです。
BRIDGEでは、身体の無意識レベルの持ち味を引き出し、運動の最適化をサポートし怪我の予防やパフォーマンスアップをサポートしております。今後も、運動を通して悩む方が減り、運動を不自由なく楽しんでもらえるようサポートさせていただいたいと思っております。
渡邉弘貴