こんにちは。
トレーナーの渡邉弘貴です。
春になり、ブリッジからも卒業生が高校・大学へと進学していきました。
引退してからの半年間、ウエイトトレーニングを中心に筋力強化のための土台を作ってきました。
ウエイトトレーニングは、計画的に行うことで効果が出てきます。
ウエイトトレーニングと聞くと
- けがにつなかりそう
- 身体が硬くなりそう
- 正しいやり方がわからない
- 苦手意識がある
- スポーツ動作につながるイメージがない
- 腰が痛くなる
などネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
確かにそうだと思います。人間が100kg以上のバーベルを持ちトレーニングをすることは危険ですし、身体を壊してしまうリスクはかなり高いです。
ウエイトトレーニングは、数あるトレーニングの中でも難易度の高いトレーニングです。
だからこそ専門家の指導のもと、リスクを最小限に抑えた状態でトレーニングしていくことが大切になってきます。
今回は中学校3年生の選手3名と高校3年生の4名でグループトレーニングという形でトレーニングを行なっていきました。
トレーニングを行なっていく中で、選手自身からは
「前よりも足が速くなった」
「打球の伸びが変わってきた」
とまさにウエイトトレーニングから受ける恩恵を感じてもらうことができ、良い成果を出すことが出来たのでシェアしていきたいと思います。
高校になると始まるウエイトトレーニング
高校生になると、ほとんどの高校がウエイトトレーニングに力を入れるようになります。
これは、
筋肉量が多いほど野球のパフォーマンスが上がりやすいという科学的根拠が背景にあるからです。
ある研究では、チーム内でレギュラー選手と控え選手の体の特徴を比べると、レギュラー選手の方が筋肉量が高かったという結果が出ています。
筋肉をつければ野球が上手くなるかと言われると、そうではないかもしれません。
筋肉量が直接プレーに影響するというよりは、
筋肉量はパフォーマンスのベースであり、新しい技術やテクニックを身につけていく時には、ベースの大きさがかなり重要になってきます。
逆に言えば、筋肉量が少ないと得られる技術も少なくなってきてしまうということです。
また、筋力というのは筋肉の横断面積に比例すると言われており、上のステージで活躍していくためには、長期的な計画のもとトレーニングを実施していく必要があります。
ブリッジでのサポート
今回は、測定を行い、課題を抽出してトレーニングを行なってきました。
「球速を上げるためには下半身の純発力が大切で、両足3段とびが800m以上跳べると140キロの球速に匹敵する」
という1例ですが、目標に対してトップレベルの選手たちの数値とも比較して、トレーニングでの目標を立てていきます。
トレーニングだけではなく、トレーニングを継続するために必要な、セルフケアや栄養指導なども併せて行なっております。コンディション維持をしていくことがトレーニングを継続させ成果を出していくために必要になってきます。
ウエイトトレーニングは最初にもお伝えしましたがリスクの多いトレーニングですので、事前に対策を打ち、バランスよく取り組んでいくことが成果を出す秘訣になります。
トレーニングの成果
今回、11月と3月に計測を行いました。
筋力、瞬発力、スピード、柔軟性、スイングや投球などの野球能力など全面的に測定を行いました。
どのスポーツにおいても言えることですが、野球は特に下半身の瞬発力がないと上のレベルでは戦っていくことが出来ません。
瞬発系の種目ではジャンプを中心に計測を行い、トレーニングの成果としてジャンプ力の向上が大きく更新してきました。そして走る速さに良い影響を与えることが出来たと思います。
大事なのはこれが野球につながってくるかというところになるので、スキルへの転移を起こしていくトレーニングの同時進行が必要です。
高校になると、トレーニングの幅も広がり、成長も速くなってきます。
的確に、限られた時間でトレーニングの成果を出し、レギュラーになったり、主力として活躍していくために競技の練習だけに偏らず、体づくりやコンディション調整を忘れず行なっていくことが長期的に見たときに勝つ秘訣になってきます。
スポーツで悩んでいることがある方は、
一度身体や身体能力をチェックすることでどんな問題があって、改善のために何をしないといけないのか具体的なヒントが見つかると思います。また自分の気づいていなかった問題も見つけることが出来ます。
今回は、グループトレーニングの内容でしたが、パーソナルでの対応も行なっております。
無料体験も行なっておりますので、お気軽にご連絡ください。
アスレティックトレーナー 渡邉弘貴