こんにちは。コンディショニングチーフトレーナーの渡邉です。
今回は、身体の特徴についての記事になります。
地球には重力があり、人間は重力をコントロールしながら生活をしています。姿勢を保つために、無意識のうちに筋肉は微調整をしながら転ばないようにコントロールをしているのです。
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2706.jpg)
この無意識のうちに行っているものが、姿勢を保つための重力する筋肉があり、内臓機能でも呼吸を取りながら内臓機能も調整しているのです。
これを抗重力筋活動と言います。背面筋と前面筋の筋群でコントロールをされているのです。この細かい無意識的に働く筋群は内臓や脳にまで繋がっているので、姿勢との関係性があり「けがや病気の予防」「脳の活動」としても大切なことがわかると思います。
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2708-755x1024.jpg)
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/08/638d022bfe7403557e4a6c5a36a3fe98-1024x247.png)
身体の特徴とは、人によってどちらが主導でどちらが補助なのか決まっているのです!
この姿勢を保つための筋活動が自分らしくできていることで怪我や病気の予防にもつながり、転倒予防、認知症予防にも繋がってくるのです!
このように生まれ持った骨格から、強みや弱み、長所・短所など身体を動かす上で必要な情報になります。
BRIDGE NEXTコンディショニングセンターでは、初めて来られた方全員に身体の特徴をチェックさせていただきどんな持ち味があって、今後考えられるリスクは何なのかを説明させて頂いてます。
身体のタイプ(動作特徴)とは?
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/08/32120534759e362200b4c85ce900d087-1024x601.png)
身体のタイプには、この抗重力筋活動をコントロールをする「背筋タイプ」と「腹筋タイプ」があります。
以前からブリッジに通われている方は聞き馴染みのある言葉になると思います。
このタイプを知ることで、自分の長所・短所、得意・不得意など自分が何となく感じていたことや、全く認識していなかった無意識の強み・弱みまで知ることができます。
前方推進力、短距離走、行動力に長ける「背筋タイプ」
「背筋タイプ」の特徴は、人間の後面につく筋群が主導になるために
脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、後脛骨筋というパフォーマンス力に大きく貢献する筋肉が優位に、しかも無意識に使われています
そのために、
- 速く走ることができる、短距離が速い
- ジャンプ力がある
- 大きな力を出せる
- 考えるよりも行動している
- 座ることより、立っていることが楽
といったことから生活での特徴や、スポーツパフォーマンスも上がりやすくなっています。
また内面的なところでは、
- 目立ちたがり
- せっかち
- 一点集中(携帯が大好き、テレビを見たら止まらない)
- まず行動する
など性格的にも集中力とスピード感があります。このようなタイプの人は思い出されますよね!
内臓機能面では
- 姿勢が崩れやすい(鳩胸、猫背、反り腰)
- 冷え性
- 腹痛、頭痛
- 生理痛
など前面の筋群が弱く、反りやすいために生じる問題が内臓機能にも現れてしまいます。特に女性では思春期に生理痛や自律神経症状などを引き起こしやすくなりますので、整えておくことがとても重要になります。
バランス力、長距離走、協調性のある「腹筋タイプ」
逆に、「腹筋タイプ」と言われる方は、抗重力筋活動では前面の筋である
胸鎖乳突筋、腹横筋、腸腰筋、大腿四頭筋、前脛骨筋と言われる、お腹側にあるために呼吸や循環、胃腸などの消化器系との結びつきがあり、姿勢と内臓機能の調和を図ることができるのです
そのために、
- バランス力
- 柔軟性
- 持久力
- ストップ動作
- 後方推進力がある
- マット運動が得意
が長けています。スポーツにおいてはバランス感覚に強みがあり、体全体を使うことに長けており、パフォーマンス能力は突き抜けにくい傾向にありますが、怪我をしにくく安全性の高いタイプになります。
内面的には、
- 周りをしっかり見ている(集中力はかけやすい。。。)
- 思考する力が働く
- 副班長タイプ
- チーム力を上げるために必要とされる
- 晩成型
といった特徴があり、スポーツにおいては、背筋系を生かしたり、チーム力で勝つということができるタイプになってきます。
そのためにも、知識面においてインプットをしておくことで、正しく導くことができるチームリーダーになることができると思います。
このように、抗重力筋活動とは生まれながらにして変化することのない身体の特徴です。そして内臓機能や、脳との関わりがあることから、得意な側面だけではなく、弱くなりやすい反対側は意識をしてトレーニングをしておくことがとても重要になると思います。
トレーニングへ応用
これらの特徴は、一部に過ぎません。まだ気づいていないだけでたくさんあります。
大きい力を出せるタイプの背筋系の方には、スポーツ選手であれば、重いものを扱うウエイトトレーニング、特にBIG3と言われるスクワット、デッドリフト、ベンチプレスという種目は後面筋群(背筋)を用いていくために得意にできるかもしれません。
細かいフォームやトレーニング中の意識など難易度としては高いですが、慣れてくるとこの負荷も気持ちよくなってきます。
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2712-1024x834.jpg)
逆に、前面の筋群を使う腹筋タイプの方、腹筋、ランニングなどの持久力のあるもの、バランスを要するものを好む傾向にあります。
![](https://bridge-next-conditioning.com/wp-content/uploads/2023/09/IMG_2713-1000x1024.jpg)
将来的にスポーツをする上では、パフォーマンスを上げるためにも背筋側を使うためのトレーニングが必要になります。
ということは、トレーニングのレベルを調整し、段階的に思うものを持てるようにしていくことが必要になり、段階的なトレーニングは専門家に診てもらわないとできないものになってきます。
誤ったトレーニングを続けてしまうことで、持ち味も低下をしてしまうことで大切な柔軟性の低下、内臓機能の低下、自己肯定感の低下など身体的、精神的にもダメージを負ってしまいます。
どんな負荷をかけるか、達成したい目標によって変わってきますが、より安全に、根拠のある負荷のかけ方をしないと体は安全に鍛えることはできません。
ぜひ一度、身体をチェックして自分の無意識下の特徴を知ってみてはいかがでしょうか。BRIDGE NEXTではこのような身体チェックを行い、トレーニングを実施しています。また様々なスポーツ競技にも人間としてのベース作りを行っています。
野球、サッカー、バスケットボール、テニス、陸上、ハンドボール、クラシックバレエ、音楽などにもチームレベルでのサポートも行っていますので、頑張っていきたいと思っている方、チームの指導者の方々のお役に立てられるサポートも行っていますので
いつでもご相談ください。
BRIDGE NEXT conditioning center 渡邉弘貴